麻酔補助総まとめ ― 臨床工学技士が手術室で担う役割

麻酔補助は、臨床工学技士(CE)が手術室でチームの一員として関わる領域です。麻酔器・モニタ・輸液ポンプといった機器の準備と管理、導入・維持・覚醒の各場面での介助、急変時の機器面のサポートまで、求められる範囲は広くなっています。
このページは、当サイトの麻酔補助関連記事をまとめた目次です。キャリアの入り口から、場面ごとの具体的な業務まで、順に増やしていきます。

図: 麻酔補助でCEが関わる領域
麻酔補助でCEは何をしているのか
タスクシフト/シェアで広がるCEの麻酔補助を、「始業点検・準備」「モニタリング」「導入・覚醒の補助」「トラブル対応」の4領域に分けて整理し、CEが加わることで現場がどう変わるか、手術室でよくあるトラブルにどう関わるかまでまとめた記事です。まずここから読むのがおすすめです。
はじめに ― 麻酔補助という役割
麻酔補助CEとしてキャリアをスタートさせた経緯と、新しい役割に踏み出す中で感じたことをまとめた記事です。これから麻酔補助に関わる方の参考になればと思います。
麻酔導入とタイミング
導入時にBIS・TOF・血圧がどう連動して動くか、迅速導入(RSI)と緩徐導入の違い、小児の麻酔導入の特徴を整理しています。
→ 麻酔導入の薬剤とタイミング ― BIS・TOF・血圧はなぜ同時に動くのか
→ 迅速導入(RSI)と緩徐導入の違い ― 小児の麻酔導入の特徴とCEの視点
薬剤の使い方と緊急対応
麻酔補助で押さえておきたい薬剤の投与量・希釈と、急変時の対応を、CEの視点でまとめた記事です。数値はすべて目安です。
- 昇圧薬・降圧薬の希釈とγ計算 ― CEの早見
- 局所麻酔薬の最大投与量とLAST(局所麻酔薬中毒)
- 筋弛緩薬とスガマデクスの使い分け
- 鎮静・鎮痛薬の基本 ― プロポフォール・レミフェンタニル・フェンタニル
- TIVA(全静脈麻酔)の基本 ― BISで深度を見る理由とCEの役割
- 周術期の緊急対応 ― アナフィラキシーと悪性高熱
- 造影剤アレルギーは筋注、周術期は静注 ― アドレナリンの投与経路が場面で変わる理由
これらの要点は、無料ツール CE麻酔補助 一問一答/早見表 でも確認できます。
気道管理
マスク・声門上器具・気管挿管の3層モデルで気道確保レベルを整理し、選び方とCEの関わりをまとめています。
→ 周術期の気道管理デバイス ― 選び方の考え方とCEの関わり
声門上器具(LMA・i-gel)
第1世代/第2世代の違い、適応、カフ圧管理(60cmH2O以下)、リーク・位置ずれなどのトラブル対応を整理しています。
→ 声門上器具(LMA・i-gel)の基本 ― 種類・入れ方・カフ圧とトラブル対応
特殊な挿管と困難気道(DAM)
ビデオ喉頭鏡・気管支ファイバー・意識下挿管と、困難気道アルゴリズム(DAM)の各段階でCEが担う準備・電源・記録・応援動線をまとめています。
→ 特殊な挿管と困難気道(DAM)― ビデオ喉頭鏡・ファイバー・意識下挿管とCEの役割
分離肺換気(DLT・気管支ブロッカー)
ダブルルーメンチューブと気管支ブロッカーの違い、気管支鏡での位置確認、片肺換気中の低酸素への対応手順を整理しています。
→ 分離肺換気 ― ダブルルーメンチューブと気管支ブロッカーの基本
ジェットベンチレータ(ジェット換気)
用手ジェット換気と高頻度ジェット換気(HFJV)の原理、圧損傷のリスクと呼気路確保、CEの役割を整理しています。
→ ジェットベンチレータ(ジェット換気)の基本 ― 原理・使う場面・リスクとCEの役割
腹腔鏡手術のCO2気腹管理と皮下気腫
腹腔鏡・ロボット支援手術でのCO2気腹に伴うCO2管理、皮下気腫の原因と広がり方、抜管前のカフリークテストを整理しています。
→ 腹腔鏡手術のCO2気腹管理 ― 皮下気腫の確認とカフリークテスト
区域麻酔の介助
脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔・末梢神経ブロックの違いと、CEが関わる機器・準備物品、機器面で備える合併症を整理しています。
→ 区域麻酔(脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔・末梢神経ブロック)の介助 ― CEが準備すること
輸液ポンプ・シリンジポンプ
流量誤差・駆動方式の違いと使い分け、フリーフロー・サイフォニング現象・閉塞アラームなどのトラブル対応を整理しています。
→ 輸液ポンプとシリンジポンプ ― 流量特性の違いと使い分け、CEが確認すること
自己血回収装置
回収から返血までの流れ、ヘパリンによる抗凝固、洗浄後のヘマトクリット・血漿成分について整理しています。
→ 自己血回収装置 ― ヘマトクリット・ヘパリン・血漿成分について
吸入麻酔薬(セボフルラン・デスフルラン)
MACと血液/ガス分配係数の意味、デスフルランに専用気化器が必要な理由、乾燥したCO2吸収剤の注意点、ガスモニタの見方を整理しています。
→ セボフルランとデスフルランの違い ― 気化器・吸収剤・ガスモニタでCEが確認すること
これから追加していく予定
場面別に、CEの視点で実務に役立つ形で整理していきます。
- 大量出血プロトコルでのCEの役割
関連するモニタリングの記事
麻酔補助の場面で扱うモニタについては、周術期モニタリング総まとめにまとめています。





